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良かったことにされた一区画
七月十三日、末広商店街に貼り紙が一枚。その語を口にした者から順に、細部が均されて「良かったもの」の平たい形になっていく。
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コマとコマの間
枠と枠のあいだの白い帯に、描かれなかった一瞬が返ってくるという。何もないと正しく知っていた者から順に、通りを渡り終えなくなった。
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初日のままの町
商店街の入口に、鍵を持ったまま動かない男が立っていた。今日は初日だから何もしなくていい、と誰もが言う。三日あった休みは、誰にも使われないまま終わった。
七月十三日、末広商店街に貼り紙が一枚。その語を口にした者から順に、細部が均されて「良かったもの」の平たい形になっていく。
枠と枠のあいだの白い帯に、描かれなかった一瞬が返ってくるという。何もないと正しく知っていた者から順に、通りを渡り終えなくなった。
商店街の入口に、鍵を持ったまま動かない男が立っていた。今日は初日だから何もしなくていい、と誰もが言う。三日あった休みは、誰にも使われないまま終わった。